40周年記念誌、『自由闊達に。。』

          


当社の40周年記念誌ができた。

装丁は、シンプルだが中味は濃ゆい。

固っ苦しい記念誌はやめて、どこを開いても面白い

雑誌みたいな記念誌にしようとスタッフと話して…

40周年記念式典に配布できるようにつくり上がってきた。

 

「信号電材は、しれば知るほど面白い」がテーマの記念誌だ。

            

                    
SD会メンバーの遠藤君がリーダーになって

皆で創ってくれたようだ。。

10年後に振り返って読み返しても楽しく読めると思えた。

 

その記念誌の巻頭文を書いた。

それを記録しておこうと思う。。

もし欲しい方がいたら、多少多めに作ったので・・

なんとかなるかもしれない。。


 


**記念誌巻頭文******************『
自由闊達に。。』

 

子供の頃、鉄腕アトムやケネディーのアポロ計画を観ながら育った者にとって

科学技術と経済の発展は、エネルギーや食の問題も解決が見えて

地球上のあらゆる人々と自由に交流できるような…

21世紀の扉は、そんな希望に満ちた未来の世紀のように思い描いていた。

 

しかし、21世紀の現実は2001911ニューヨーク同時多発テロと共に

これまで世界経済を牽引してきたはずの欧米諸国経済の衰退と

高度経済成長を遂げアジアの代表国となるはずだった日本の老化だった。

そして追い打ちを掛けるように2011311東日本大震災の発生で

言いようのない深いダメージを日本は受けて

今、世界経済と日本の国内環境は、何とも不透明感漂う21世紀の幕開けとなった。


            


1972
年に故名誉会長が死線をさ迷い復活した体で

遅咲きの48歳にして起業した我が社は

戦後約30年、70年安保闘争が吹き荒れ、浅間山荘事件、沖縄返還、

日本列島改造論を唱えた田中角栄首相の就任

そして、2月に冬期札幌オリンピックが開催されるという

大きな変動の年に産声を上げた。

 

創業者の想いは、先ず家族の生活を守る事

そして東京オリンピック当時、首都東京で交通信号工事を通して体感した

交通信号事業への夢の実現があったのかもしれない。

 

それから40年、創業者が家族の生活を支える為に起こした会社は

社員の生活を支える会社となり、海外の人々とも交流し、
車社会の安全の一躍を担う会社に成長を遂げた。
しかし、それは決して平坦な道のりではなかった。

 

時代の環境変化は、常に生けるものに試練を与え続け、

それに適合したものだけが進化を遂げ、種を存続してきた。

そのプロセスの中にあって、常に必要とされ続ける企業とはどうあるべきかを
我々は問い続ける必要があるだろう…

 

創業者は、30周年記(78歳)に『世に資するものを作り続けて』という言葉を残している。
そこに40年間、我が社を支えてきた進化の鍵があるのかもしれない。

我々は、創業者の原点を知りその意思を継ぎ、先ず自らの家族を愛し、
社の繁栄がそこに集う人々の営みを支え、地域への貢献となり、
我々が活動する業界発展に繋がるものであると考えよう。

 

だから今、不透明感漂う時代が目の前に広がっているが、

萎縮せず、これまでもそうだったように自由闊達に歩を前へ進めていく事をここに誓い、
それを現していこう。 

        

20123月吉日 文責:代表取締役社長 糸永康平。

 

***************************全文


さあ、今日は経営計画発表会で全社が集まり
明日は、40周年記念式典だ。

皆がそれぞれこの二つの式典の準備に動いていた
ご苦労様です。。

せっかくなので、皆で思いっきり楽しみましょう。。




             
     

 

 

 


創業、40年。。

 

 


四月半ばからツツジが朝の散歩道に咲き、

四月末頃には、庭に藤の紫が綺麗に咲いて…

早、5月となった。

 

実は四月の末から当社は、9日程連休を頂いていたが

今年は、何だかあっという間に休日が過ぎ去ってしまった。。

 

ジャングルのようになっていた庭に這いつくばって

草と虫と数日、格闘した。。

畑の草取りにも励んだ。

日常とは違う、人との関わりが少ない時間を何だか楽しんだ。


                               


長男坊は、この4月から大学を休学して

1年程、世界をバックパックすると言い出し

シンガポールからアジアに入って

マレーシア、タイ、カンボジアと回って

今、ベトナムに居るようだ…

「全くもって、世の中を舐めとる奴だ」と妻に言うと

「最近、貴方によく似てきたわ…」と刃を返された。。

 

次男坊は、この連休人吉の高校から帰ってきて

将来の進路の事で考えたいということで

何やら妻と計画していたかと思ったら

山篭りして考えるとなったらしく…

テントと寝袋を持って4泊5日で近くの山に篭って、
その間、毎日妻が食事を届けて、話を聞いて、、そして帰っていった。

何とも変な奴らだ。。


     

  【世界一周してくると旅立った、長男坊】   【進路を考えると山篭りした次男坊】

私は、この連休明けに全社集合の経営計画発表と

40周年記念式典を行うことになっていて

そのことを考えていると何となく圧迫感がありゆったりしない気分だった。

 

本来、40周年記念なのでこれまでお世話になったお客様や

取引のある方々をお呼びして、

お礼を述べる式としなければならないところだが

昨年から色々と災害や経済環境変化も激しく、

今回は、派手なことは執り行なわず、

内祝いとさせていただこうと計画を進めさせてもらっている。

 

それで、日頃社業ばかりを優先にして

どちらかというと、家の事は放り投げてしまっている我々としては

この機会に社員の家族も呼べて、工場見学ツアーなども計画して

日頃、我々を内側から支えてくれている家族に対し
少しばかりお礼ができる会になればと思っている。


 


今回、グループ会社の社員も全員集合してもらうことにしているのだが

創業当時、我が社は総員5名で私の父がスタートした会社だが

多難なるこの40年を経て

グループ会社を含めた総員は、230名程の組織となっている。

 

『つねに必要とされ続ける企業を目指して』

SD会メンバーとこの40周年を迎えるにあたり考えた言葉だが

外にも内にも必要とされる組織であり続ければ

きっと、次の50周年を迎えることができるのだろう。


                                         

                       【雑草もよく見ると美しい。。】

何のために仕事をやっているのか…

 

若い頃は、自己実現の思いばかりが強く

周りが見えていないことすら気づかずにいたが

50歳になってようやく家族の大事さに気づかされ

それから出来るだけ食事を共にすることを心掛け

家族との会話を遅まきながら楽しむことを知った。

 

何だかんだ言ってもやはり社会の原点は、夫婦がベースだ。

自分の家族とちゃんと向き合えずに、

会社経営が出来るはずもないと最近思う。。

 

まあ、こんなふうに言えるようになったのも

辛口の妻と早朝散歩で毎朝向き合ってきたからなのだろう…

ありがたいと思っている。。

 

さて、明日から業務スタートだ。

ゆっくりとさせてもらった分、来週からハードだな…

踏ん張るとしよう。。

 

 

 




イノベーションの波。。


      

フランクフルトの街はまだ寒く、コートとマフラーが必要な気温で…

その街は、ライン川の支流の一つであるマイン川が街のメインストリートを流れる

ドイツでは、経済と金融と交通の中心都市だった。


だが、ドイツの街らしく高層ビルの乱立はあまり無く、古い街並みを大事にしつつ

近代的な金融ビルとショッピングモール街があったりで

人口約67万人とする中規模都市だが、静と動が両立しているような存在感のある街だった。





今回のドイツ出張の主目的は、
Light+Building2012』という国際照明展示会に参加する事で

出展社数が2,000社を超える世界最大級の展示会を見たのは初めてだった。


これは、当社の関連会社であるSD.hessライティングの合弁相手である

Hess社の招きで、当社からも数名今回の展示会場に参加し

日本からのお客様に対し説明役をさせてもらった。



   


 


Light+Building2012』のメインテーマは、エネルギー効率で

照明とビルのデジタル化にフォーカスした内容となっていた。

世界で消費されるエネルギーの約40%をビルが消費している要素があり

また、世界で消費されるエネルギーの19%が照明に使われているという。。

 

LEDテクノロジー、光発電システム、電気モビリティ、スマートグリッドの活用など

エネルギー消費を抑制しつつ快適性と安全性の向上を実現する先端のソリューション。

それを追求した展示会だった。

 

行ってみて思ったのは、Messe Frankfurtの規模の大きさで

11種類のテーマ会場を同時に開催できるスペースと設備があり

その参加企業の多さと人の導引量には圧倒されるものがあった。


        


そして感じたのは、この21世紀の初めに起こっているイノベーションの大きな波に

何時の間にか日本は取り残されてきているのではないかと感じた。
それに比べヨーロッパ勢の外へ向けてのお旺盛なる意欲と

自由な発想とそのデザイン力に圧倒されるものがあった。


以前は真逆であったのに、
21
世紀の変化の波に日本は明らかに追従できていない。

何故こうなってしまっているのか
現在の足の引き合いの政治と未来を描けない経済界

この停滞と硬直してしまっている社会に危機を感じた。

コンプライアンスばかりが先行し、

いつの間にか自由度を失ってしまっているのではないか・・


      


                                      

1999
年にまだ何も分からず、

初めて世界に打って出ようと台湾メンバーと合弁会社を創り

アメリカのラスベガスに出展し

交通信号灯にLED化導入の先陣を切ったアメリカで見たものは

アメリカ州政府の強かな政策と産業界との連携ビジネスだった。

 

それを知った時も凍りつくようなものを感じたが
今回2012年、ユーロ圏の雄であるドイツのフランクフルトで
成熟した欧州の国々が価値観の変化に反応し、

その可能性に向けて色んなイノベーションが起こっている事に、

十数年経った以前の感覚とは違った日本と言う島国の危機を感じた。


 


Hess
社の展示ブースは、なかなか盛況だった。。

ドイツ人は、頑固だが方向性が明確で、即断で行動力がある。

価値観の違うものには冷淡だが、合うものには非常に友好的だ。

 

日本は、どうなのだろう。。

 

日本の照明の規格レベルは、明る過ぎるのかもしれない。

電気消費量を下げるのは、技術のイノベーションも必要だが

これまでの工業的な規格基準の固定観念を壊し

もっと人に近いホッとするような明かりのあり方を

追求する必要があるのではないかと思えた。

 

そして、SD.hessライティングをヨーロッパの感性を持った

日本のメーカーとして育てたいと思ったし

もう日本国内ばかりを見ていてはいけないのだなと感じた。

 




       



8
日間ほどの滞在だったが、色々と考えさせられる出張だった。

さて、もう4月が終わる。。

 

 

  


LED式省エネ西日対策交通信号灯器108受賞。。。


今年の九州の桜は、
4月の初めに台風並みの春一番が吹き荒れて
いつにも増して
薄紅色の小さな花びらの舞い散る姿が愛おしく
晴れやかな満開の姿が短かった。
見頃短命な花は、何故かいつも美しい。。

先週末、当社も花見をして
新入社員と海外からの客人もあり
共にまだまだ寒気の残る夜桜を楽み
新たな年度のスタートをそれぞれに確認しあった。


先日、『中小企業優秀新技術・新製品賞』贈賞式と言うのが東京であって、
当社が開発した新製品であるLED信号灯器108タイプが
『LED式省エネ西日対策交通信号灯器』として
『優秀賞』と『環境賞』をダブル受賞した。



これは、りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が主催で
経済産業省が後援する中小企業への斬新な製品開発を
促進支援すると言う平成元年から始まった権威ある賞らしい。




副賞で100万の金一封も頂いた。
ありがとうございました!

開発に携わった技術メンバーおめでとう!
毎年、何か賞を頂き鼻が高い。
この受賞をバネに今年の販売拡大に繋げていきたい。


さて、明日からドイツ出張で10日間程日本を離れる。
まだ寒いらしい。。






桜が咲いて、4月となった。。

             


日本の四季は不思議だ…

3月末の週初め辺りから、何かスイッチが切り替わるかのように

九州では日中、思いのほか暖かくなり桜が開花し始め、

この週末には8分咲にまで開花が進んで

何やら一気に春めいてきた。。

 

3月は、年度末でもあり

今年度の総括と次年度への構想やそれに伴う組織編成など

けっこう経営側にとっては、多忙なる月だ。


                                     


そんな中で、次世代リーダー教育のSD2期生研修などもやって

結構ハードな年度末となってしまった。

 

SD2期生も今回で2年間のプログラムを終了し

一つの区切りを迎えた。

SD会研修プログラムは、人間力養成プログラムで

経営に重要な対応力と判断に必要な本質論を追求し

数日間の共同生活の中で複数のメンバーでサバイバル的に一致点を見出す事を行う。


知識の脳を使うのではなく、本当はどうなのだろう?と考える

思考する脳を活性化させるプログラムである。

だから、教え諭すのではなく全て自ら考えることを体感する。

 

何故そんな事をするかというと…

経営は、常に想定しないことの判断と決断を求められるからだ。

そして、孤独な経営ではなく本音を語れる仲間と

複数の頭脳で方向を見出していく方が間違いが少ないし

経営するストレスが少ないと思えるからだ。

 

ただ、一致点を見出すのは、

根気と自分の固定観念を如何に外せるかなのだろう…

想いの強い私は、今だに難しい。。

だから、お世話する側もけっこう精神力が必要で

如何にメンバーにとってを考え、邪魔にならないようにするかがポイントなのだ。。

 

まあ、ともあれ参加メンバーはご苦労様でした。


      

       【最終日霧が出て、なかなか濃厚なSD会2期生メンバーとの研修を終了した。】

先週までは、まだまだ寒気があり

週末の休日に阿蘇外輪から少し外れたところにある

オートポリスというところで『ママチャリレース』とかいうイベントがあり

当社のそういった事に妙に意欲ある若者たちに混じって

そういった事が妙に好きな内の次男坊が春休みに人吉から帰ってきて

参加するとの事で、同類型の我が妻も行くので、

やはり、私も必然的に行くことになって…

 

軽く気分転換のつもりが…

極寒の中、山の中のオートレース場に自転車レースを観戦する休日となった。


 




私は初めて行ったのだが、バブル全盛期に

F1グランプリを開催する目的で作られたというそのオートポリスは

山の中、何でこんな所にと思うように、その広大なるレース場は有った。

 

1周、3〜4kmぐらいのコースを4時間ぐらいの間に

10名以内一チームで何周回れるかといったスポーツだったようだ。

 

早い人は、7分台で1周を走破し2周回ってチェンジするといった風で

かなりきつそうだったが、何だか楽しそうで…

見ているうちに1周ぐらいだったら走れそうな気がして、、

 

妻は止めたが…

年甲斐もなく走ってしまった。。


 

             

やってみたら、ハンパなく。。

トレーニングもしてない50男がやるにはちょっと無謀で…

前半は下りで楽勝なのだが、後半は肺が破けそうな、結構キツイ上りがあって

耐えられず歩いたところもあって、1周13分も掛けてしまった。

 

順位は、133チーム中48位が荒尾メンバーで、

私の参戦した大牟田メンバーは、102位となって、、

チームの足を目一杯、引っ張った。ゴメンネ〜〜


 


まあ、ともあれ、、そんなこんなでハードな年度末の3月が終わった。。

皆さん、一年間ご苦労様でした!

 



4月になって週初めは入社式で

今週末は、新入社員を交えて花見だ。。

さて、新たな目標を描いてスタートを切るとしよう。。




暦の春に。。

 

今年の寒波は、例年になく厳しいものだったが

いつのまにか春分となり、暦の上ではもう春となった。

確かに陽射しが暖かくなって
今年の花見は、いつ頃にと、そんな会話が出はじめた。
さて、暖かさが戻って、華やかな日本の花

桜の開花はいつ頃になるのだろうか。。

さて世界経済の方はというと

ユーロ経済危機は依然問題を含みつつも
金融破綻問題の一時的解決が見えた事で
ユーロとドルが買われ、円安に振れて
為替相場は、1ユーロ110円台となり、ドルは83円台に推移し
そして、日経平均株価は今月半ば10,000円台の大台に復活した。

しかしこれは、世界経済に春が訪れているわけでは無いようだ。
金融破綻の危機は回避されはしたが、

今度は、ユーロ金融機関の貸し渋りが起こっているようで
ユーロ圏に限らず、新興国経済への投資の流れにも今後影響が出てくると思われ
世界経済の不透明感は、まだまだ続いている。。

 

また、円安により日本の株価は上昇したが

原子力発電再稼働の目処が立たない日本において

輸入原油買い取り価格が上昇するという事になって

電力価格を更に上昇させてしまう要素となっている。

日本政界のゴタゴタも何やら橋下大阪市長や石原都知事の発言力が増し
党派再編の動きも出て、さらに混迷を深める事態となっている。
どの国のリーダー選出も
真のリーダー不在のようで、今一つのようだ。。

 

           

先週末、自分の中では気分転換もあって

休養に帰ってきた長女と妻と一緒に
窯元『山幸釜』の釜焼き作業に参加させてもらって
初体験だったが、釜温度が850度から1100度まで上がる時の
薪入れを体験させてもらった。

窯元は、釜の火を絶やさず寝ずの番で3日間続けるらしい
薪だけで1000度を超える釜温度になるのが

私としては、不思議に思えた。

時間を測りながら78本の薪を手際良く焼べる作業だが
合間に酒を酌み交わしながら談笑し
私は、翌日仕事だったので一夜だけの短い時間だったが
1000
度を超えた釜温度は、相当のもので

30秒以内で作業を終えないと体が焼けてしまう感覚がある。
なかなか緊張感の中にも何か解放された楽しい時間だった。

日々時間に追われるような業務を続けている者にとって

土を3日間焼き続けて、その焼き上がりを待つという

時間の感覚が違った世界に身を置いてみると

ふっ、と心地よさを感じる感覚があって・・良い気分転換になった。


  


                  

さて、我が社の本決算は、6月だが

公共事業主体である当社は、年度替りの3月が
年度成績を総括する月だ。
成果としては、何とか年度売上目標を多少上回ることが出来て

少しホッとしている。

この混迷した時代に目標達成が出来たことは
グループ会社を含め全社の協力の賜物だと思える。
皆、本当にご苦労様でした!

しかし、本音を言うとあまり安堵感はない。

世界が変動を続けている現代社会において、確実性のある未来を描くことは難しい。。
4
月からまた新たなスタートを切り、

ソフト・ハードの両面を急ぎ改善しなければならないと

内部改善計画を進めている。

だが、こんな時代だからこそ萎縮せず
指示待ち組織ではなく、自ら考え動く
自由闊達で自立した組織こそが次なる未来を描けるのではないかと
思うこの頃だ。

ゴールイン、そして同時に新たなスタートを切る

息吹の春としよう。。

 

              


あれから一年。。

 

        【散歩道にある梅が満開になった。。】
 

3月になって、随分と寒気が緩んできたと思ったら

また寒波が来るとお天気情報が流れ、なかなかホッとする気候にならない。

 

しかし朝の散歩道、小鳥たちのさえずりの音が日増しに高まり

その中に“ホ〜ホケキョ”と鳴く澄切った声を聞いて

夫婦二人して、はっと立ち止まり

何やらこの街中にも春のおとずれを聞いたようで

ホッと心が和んだ。。

 


3
月に入って。。

マスメディアは、311日(金)からもう1年というテーマで

昨年の大地震の様子が映像で流され

私もあの当日、展示会出展の最終日で東京ビックサイトに居たので

昨年、あの時の凄まじかった現地の記憶が蘇ってくる。

 

人は、思いもよらぬことが起きると唖然とし、一瞬我を忘れる。

その時に機転を利かせて冷静に動ける人間は少ない。

あの場にもし津波が来ていたら、私は間違いなくこの世に居ない。

それまで、あたりまえのように明日に命は続くと思っていたが

事実は、そうではないのだ。。

 

たった1日にして、地震と津波によって

19000人もの死者行方不明者を出してしまうという

非日常的な事が、この日本で現実に起こって

何とも平和ボケしていた日本に

そして世界に、超強烈なるインパクトを与えた。

 

そして、その地震から原発問題と電力問題が発生し

アジアにおいて経済成長を遂げた平和な国、どこより安全な国、日本の姿が

もろくも崩れ去ってしまった。

 

そしてその強烈なインパクトを目の前に体感した

残された家族や被災された人々の心の痛みは

この一年ぐらいの時間では癒えることはないだろう。。

改めて心から冥福を祈りたい。


 

【石巻市黄金浜会館の前、我々スタッフと現地ボランティアメンバー】


我々は、昨年の6月に

次世代リーダーメンバーとボランティア活動をする機会を得て

たった一週間程だったが宮城県の石巻市で復旧のお手伝いを行なった。

 

現地の被災した壮絶なる光景を見て絶句し

その瓦礫の中から立ち上がり、活動を続ける人々を見て

真のリーダーシップとは何かを考えさせられたものだった。

その時の体感を 我々は忘れる事はないだろう。。

その後、九州に帰ってからも活動に参加したメンバーで

大牟田市の地域で行われる震災復興支援活動に参加を募ったり

南三陸町の塩害杉を活用して作った『絆ベンチ』を

我が社で輸送のお手伝いをさせてもらって大牟田まで届けたり

ささやかではあるが復興支援活動を続けている。

 

震災の影響を直接的には受けなかった我々九州地区では

実感がない為、ややもすると

テレビの中のドキュメンタリー映画のような事に思ってしまう傾向があるが

出来るところで活動を続けたいと思っている。

 

当社は、ドイツと合弁会社を設立させた関係から

ドイツとの交流が深くなったが、その中で感じることは

原発問題における反応も早く、将来に問題が懸念されるものから早々に脱却し

太陽光発電や風力発電への移行を素早く政治決断し実行に移し

そこに雇用の場を広げていることである。

 

日本は、原子爆弾による被爆を体験し、今度は原発のメルトダウンを引き起こし

どこよりもその被爆という事に対して意識の高い国でなければならないはずだが

過剰に使い過ぎた電力消費を見直す上でも

方向性を明確にして、先ずは公共インフラの省電力への設備投資を行い

安心安全の都市創りへ向けて新しい技術への支援と

省エネルギー化の設備導入を進め

新たな雇用を生み出す活動に国は投資すべきであると思う。

 

我々も微力ながら

その安心安全を司る一翼を担いたいと思うしだいである。

 

311。。

その事実と我々は向き合い、決して忘れることなく

その痛みをこの国を変えていく原動力としていかねばならない。


皆さん、頑張りましょう!

 

 

 

            


梅が咲いた。。

    
 

冬将軍が猛威を振るった寒波襲来の2月が終わろうとしている。

まだ吐く息の白い朝の散歩道、

昨日は大雨だったが、今朝は快晴で

公園の梅の蕾みに開花が見られた。

 

小鳥たちの澄みきった鳴き声を聴きながら

季節の変化に気付かされる。

なんだか空気がうまい…

 

                   

 


先週、当社の名誉会長時代から御付き合い頂いていた方の悲報が入り

妻と兄の奥さんとで鹿児島まで通夜に参列した。

本葬儀にも参列したかったが、あまりに急であった為

私主催の教育研修がどうしても外せなかった。

 

私事で恐縮なのだが、

私にとって、もう一人の親父のような方で、我々の仲人でもあった。

それに、娘の中学卒業の九州一周自転車の旅の時

次男坊が小学卒業の屋久島までの自転車の旅の時

我がまま極まりないお願いだったが、子供たちを快く泊めていただいたり

我が子達も大変お世話になった。

 

私は、芋焼酎の飲み方と味わい方をみっちり教わった。

こよなく愛されていた自宅の庭での夏場のそうめん流しは

鹿児島出張の楽しみでもあった。

 

  【葬儀会場に喪主である奥様の言葉がそっと置かれていて、故人が偲ばれ心に残った。】

私の父が他界し、それを追うように容態が悪くなり

1年と少し経って他界されてしまった。

私は、あれだけ誠実で静かで真っ直ぐに生きた方を他に知らない。

 

ここ数年、業界の一時代を創ってきた方たちの葬儀が続く…

何か時代が変わっていく音が聞こえてきそうだ。


               

     【一つの時代を築かれた御三方は、
          それぞれに生涯をまっとうされ、他界された。。】




2
月の中頃から雛人形を飾っていた。

娘の成長の祝に義理の母から頂いたものだが

娘が居なくなってもこの時期に飾って

健やかな成長を願う古来の親心が少しばかり解るような歳になった。


その3月3日が近い。


   


さあ、春はもうそこまで来ている。。






 

 


192から108へ。。

 

 

2月も半ばを過ぎ、

暦の上では219日の雨水(うすい)が過ぎて

雪から雨にかわり雪解けが始まる季語なのだが

今年は、九州でもまだ寒波が続いており

先週末は大雪が降って、高速道路が通行止となる事態となっている。

これも地球温暖化の要因があるのだろうか…

 

経済情勢としては

日銀の金融緩和政策の効果があったのか
先週末あたりから為替相場がドルもユーロも対円に対して上昇し

21日の円相場は、1$=79.円半ば当たりを推移し

ユーロも1105円半ばまで円安に振れた事で、

日経平均株価は、9500円台前後に回復してきている。

 

しかし、世界情勢の大きな好転材料は見つかっていない為

今後の世界経済はまだ霧の中にあり、先が読めない状態が続いている。。

 
           
さて社業の方だが

今回は、少し真面目に当社の開発製品のアピールをしておこうと思う。

それは、2011年度下期から販売し始めたLED車両用信号灯器で

LEDの素子の数を192個あったものから108個へ削減した製品である。

それによって平均消費電力を24%程削減(9.7VA7.3VA)することが可能となり

更に見え方においては、従来タイプよりさらに向上させた

優れものLEDランプユニットである。

 

今までの車両用灯器は、LED素子がそのまま見えるタイプであったが

素子数を44%程削減することで疎らに見えてしまう事の

見え方改善の為に内部に特殊集光レンズを設け

外側にカットレンズを装着することで

今まで全方位に散らばっていた光をドライバー側に見えるように

下方に集光させることで光のエネルギーを

効率よく活用できることを達成した。


 

   【左から、未対策品、開発品(108型)、従来品(192型)の西日直射写真】

だが、開発の過程では色々と問題も出て…

外側のカットレンズだけでは太陽光が日没前の西日状態の時に

ランプ部分に太陽光が入光し、レンズ部分が白く光ってしまい

色が飛んでしまう白化現象が起こることが判ったのだった。


LED灯器は、擬似点灯は起こらないとされていたが
太陽光の反射で白光してどれが点いているのか判らなくなることが起きる。
ヨーロッパでは、白夜で太陽が沈まない季節があり
この対策は、日本より進んでいる事実がある。
 

それからがこのランプ開発の本番で…

内部のインナーレンズ開発に多くの時間を要してしまった。

だから108タイプは、陽が当たっても白化現象は起こらない。

つまり、日除け用のフードが無くても太陽光に負けない機能がある。


LED素子の配列を検討する中で
たまたまなのだが、人の煩悩の数108となった。。
 

そしてこの開発には、当社が信号灯器メーカーになる要因となった

電球式西日対策灯器(擬似点灯防止型灯器)開発時代から

当社の名誉会長が技術部メンバーに叩き込んだ

灯器開発ノウハウが活かされている。


 

   【フードを外して、西日の直射を受けた状態でも108タイプは綺麗に見える。】

現在、更に改良を加えて

信号灯の最大出力を10W(VA)以下に抑えると

電力料金が安くなるらしいので…

その目標を達成することにしている。

 

我々『しんごう屋』は

一般の方には空気みたいな信号機で、かなりマニアックな開発なのだが

原発問題でより電力問題が深刻化する中

見え方がより向上し、消費電力を抑え、

コストも安くできる信号灯の開発を目指し

更なる公共インフラの改善に取組んでいる。

 

少しずつだが、皆で歩を前に進めよう。。


 

            


節分と立春。。

 

     

先週末の24日は立春、暦の上ではもう春が立った。

しかし、今年の日本列島はまだ冬将軍が居座り続け猛威を振るっており

日本海側の積雪量は平年の23倍、死者は全国で70人を超える災害となっている。

その死者の大半が高齢者で、背景に若い世代の地方県への流出があるようだ。

今月の半ばまでは、この寒波が続くようでその対策が急がれる。

 

立春の一日前、2月3日が節分の日で

季節の節目の悪霊祓いの日だ。

新たな春の芽生えの前に、諸々の燻った過去の邪気を祓う行事なのだろう。

昨年から続いている地震・津波・豪雨・豪雪と自然の猛威に

あまりに多くの方々の命が亡くなった。

 

バベルの塔がごとく人間の思い上がりを打ち砕く

人知の枠を超えた自然の力の前に

人は呆然と立ち尽くすのみなのだろうか…

今、我々は自分たちの弱さを知ることで

これまでの価値観を見直し、知恵を寄せ合って

謙虚に間違っていた事を修正していく勇気を持つことで

新たな道筋を見出すしかないのかもしれない。

簡単なことではないのだが…


      


我が社では、毎年節分の日に豆まきをして

社業安全の厄祓いをすることにしている。

社長が鬼役になり、社員は日頃の想いを込めて豆をぶつけるのだが…

今は、豆が袋に入っていて汚れないし痛くないようになっている。

まあ、これも便利さの追求なのだろうが

ちょっと違うような気がした。。

 

まあ、ともあれ皆が大きな災害もなく過ごせたことに感謝し

新たなスタートを切る春を迎えることとなった。


        


   

社業の方では先週、我が社のライティング事業である

ドイツとの合弁会社「SD.hessライティング」の取締役会が当社で行われ

ドイツとシンガポールそして中国から来客があった。

 

今回の会議でLED道路照明の製品を当社で生産するラインの検証も行われ

そのJITラインは、ドイツメンバーからも高い評価を受けた。

この製品は、Hess社のアジア販売においても

当社で生産することに合意が取れて5月当たりから量産化することになった。


    


   

屋外照明のLED化は、今後日本においても進んでいくと思われ

まだまだ大きな実績はないが、具体的な設置事例も受注ができて

今後に弾みをつけていきたいと思っている。


立春が過ぎ、外部環境は寒波だが
梅の枝に芽は息吹、確実に春は近づいている。
 

難しい時代だが…
前を向いて一歩づつ、歩を先に進めるとしよう。。

 

 


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