焼き物屋と八百屋。。

 

  

 

今日は1123日小雪、九州もぐ〜んと朝夕の寒気が増してきて

街並みに紅葉した落ち葉が散り始めた。

そして、今日は勤労感謝の日で休日

今朝方の大牟田は雨で、妻とソラとの散歩はおあずけだった。。


          


とてもプライベートでローカルな話で恐縮なのだが…

先週の金曜から、何故か自宅で焼き物の展示即売などをやることになって

今日が最終日だった。


          


    

       

           

妻の趣味が縁で、熊本の『山幸釜』の窯元とお付き合いするようになり

その方が大牟田出身であったこともあって

今回、自宅を提供して焼き物の展示即売会となった。

 

我が屋は古い家なので

焼き物の作風と共鳴して面白い味を出しているように思えた。

 

私は、焼き物について深く関わったこともないので

とにかく邪魔にならないようにしていたが

色んな方々が来られて、

日頃、社業で慌ただしく世知辛い話が多い私の日常において

一般の世情に疎い私に、ローカルで面白い話を聞かせていただいて

少しばかり心が和んだ気がした。

  

  

山幸釜さんのホームページ
http://www.yamako-gama.com/



 

    

また、子育てから解放された妻が自宅の小屋を改造して

無農薬野菜専門の小さな野菜屋『katte kimama』とやらを同時にやり始め

まあ、これはとにかく様子見ということで…

地域の人たちにご迷惑にならない程度に

やってくれたら良いかな…と、、

 

   


             

さてさて、11月も半ばを過ぎて

なかなか思い通りにいかなかった11月が終盤を向かえる。

2011年も残りわずかだ、気を引き締めて行くとしよう。

 



森林保全と『龍神伝説 三池光竹』。。

     

   


11
7日が立冬で・・

それを境に九州でも朝夕に寒さを感じる季節となった。


そんな肌寒さを感じる先週末の夜に

大牟田で行われた『龍神伝説 三池光竹』というイベントに

妻がどうしてもと誘うので行ってみた。。

 

あまりその気もなく初めて見に行ったが
森林・里山の保全を図るために

竹林整備活動から数年前に始まったらしいが

なかなか神秘的なイルミネーションだったので紹介しておきたい。

      

  
     【大きな折鶴は、震災復興の願いが伝わった。】

                  

        
          【夜店のボランティアの女子高校生、チジミが美味だった。】

                
                 【龍神伝説の龍は、やはり大蛇山のイメージと被るな・・】
   
        【しかし、この龍は、規模も大きく力作でした。。】

    

  


竹林が繁殖しすぎると森林において
水分を吸収しすぎて森林を荒廃させる原因をつくらしい。。
それで竹を有効的に活用していく必要があるそうだ。 

 

毎年同じ時期に開催されるようなので

街中の明る過ぎる照明が当たり前になってしまっている現代の日本
ライティング事業をやり始めたからなのか
もっと灯りのあり方を考える必要がありそうだ。。

光竹の幻想的な光の造形と森林・里山の保全を図るための地域ボランティアを

応援してみたくなった。

 

ホームページの紹介:

http://www.area-box.com/miikekouchiku/index.html

 

行かれたことがない方も次回は是非。。

 



TPPとシグナルファーム。。

        

         【朝の散歩道、11月の朝焼け・・が綺麗だった。】

11月になって、九州は気温が上がって雨が降り出した。

11月にこの気温は、生暖か過ぎて…

もう一ヶ月もするとクリスマスがやって来るなんて思えない感じだ。

これも地球温暖化の表れなのだろうか?

 

世界情勢の方も・・

タイの洪水問題は、未だ終結しておらず

バンコック市内中心部まで水没し始めて更に深刻さが増しており

日本の車や家電そしてPCメーカーのサプライチェーンが破壊され

12月におけるクリスマス商戦を控え致命的なダメージを与えつつある。

 

また、ユーロ圏の債務危機問題の発端であるギリシャが

1031日ユーロ諸国による支援策の受入を国民投票で決定すると公表。

フランスのカンヌで開かれていたG20サミットにまで大きな影響を与え

ギリシャのパパンドレウ首相を呼びつけて説得し撤回させるなど

国際サミットとしては、異例の展開となった。

他にもイタリアなどの財政基盤が脆弱な国を抱え

まだまだユーロ圏におけるデフォルトの危機は、解消されていない。

 

日本情勢の方も・・

TPPTrans-Pacific Partnership:環太平洋戦略的経済連携協定)

加盟の是非問題は、何やら党派を超えた問題に発展してきていて

まるで鎖国か開国かのような是非論の様相だ…

 

TPPは、元々2006年にシンガポール,ブルネイ,チリ,ニュージーランド

などの4ヶ国における小国同士の戦略的提携であったわけで

マーケットにおけるプレゼンスを上げる事にあったとされる。

 

しかし2010年、アメリカ国内経済悪化問題も反映し

対外貿易拡大を目的としたアメリカ主導下において

TPPは、加盟国・交渉国9ヶ国の協議に日本を加える形で進もうとしている。

菅政権時代、オバマ米大統領との意向もあり

民主党政権浮揚の材料としてTPP参加の方向性を打出したのだろうが

国内の議論が深まらないまま、参加の是非論だけが先行してしまったことは

政権与党側の主導力の無さのように思える。

 

基本的にこのIT社会の中で鎖国など出来るわけもなく

私は基本的に開国論者だが、無防備なままで関税障壁を撤廃することは

あまりに危険すぎると思う。

 

この危機感を持って関税障壁撤廃に対応する議論が進み

一向に進まない日本の行政改革が革新的に進展すれば

その価値は大いにあるのかもしれない。

だが、現在のお役所体質に未来の描きがなく目先の責任回避の体質があるとすると

改革議論は進まず無防備なまま戦いを挑むことになる。

             


例えば、交通信号のような公共事業において

オープン化によって海外のLED灯器製品などを受け入れて行くとすると

現在のところコスト勝負では、今のところTPPメンバーではないが
韓国・台湾・中国などに負けるだろうし

技術的なところでは、ヨーロッパ勢が先に行っている部分もあり

中途半端な国内メーカーは、今のままでは一掃されてしまう可能性がある。

 

交通信号のような公共設備は、家電製品と違って

製品の不具合が直接的に人の生死に関わる製品でもあり

先ずは、安かろう悪かろうを遮断できる国内基準を明確にし

性能検証できる国レベルの第三者機関を急ぎ構築する必要があると思える。

 

我が社は、以前から海外販売を意識して

競争力のある製品開発と販売ルートの構築を進めてきたが

こういった形でこれまでの事が活かされるとは思わなかった。

 

基本的に大震災と原発問題を抱えたこの国を

これからどういった国にしていこうという議論を深めないまま

是非論だけが先行するこの国の未来は、行き詰まりを感じてしまう。

 

大量生産大量消費の商材は

少子高齢化社会となったこの日本にはもう必要とされない。

だから、車や白物家電の国内消費は、明らかに飽和感となっている。

しかし、2011年版「世界人口白書」は、

1950年に約25億人だった世界人口がそれ以降爆発的に上昇し

20111031日に世界人口は、70億人に達したと推計している。

 

この国外に消費市場が拡大を続けている事実に対して

それに対応する体制を官民一体となって構築していく必要があると思う。


                          


そして、これは明らかに、食と水の問題それにエネルギー問題が

有限である地球資源において、明らかに不足していくのであり

これからの人類に課せられてくるわけで

それに伴う地球温暖化は、避けられない現実なのだと思う。

 

私は仕事で海外に行く機会が多いので思うのだが

日本は、自然災害は多いが

国土の約70%を占める豊かな森林を保有した

水資源豊富な国なのだと思う。

水は、これから重要な資源となるだろうし、

安全な食の確保も国として重要な課題となるだろう…

だから、国策として山林や農畜産や水産業の第一次産業の見直しが必要であり

若い後継者が育つ環境整備が重要となるだろう。

中でもその源となっている森林再開発は最重要課題だと思う。

 

ただ、これまでの農業政策のような単一的な保護政策で個性と意欲を奪う

薬漬けと農機具借金漬けにする体制は撤廃して

少量多品種で安全で美味しい食を追求でき

基本的に地産地消を推進し

その高付加価値製品を自由に世界販売できる仕組みを創る必要がある。

 

私は社員メンバーに将来、シグナルファームを創ろうと話している。

それは、社員の将来の安全な食の確保を目的とした農業部門で

流通販売は基本的にやらず、社員との年間契約で生産し

当社社員の退職後の働きの場と公共事業の閑散期対策としての可能性もあり

自給自足とまではいかないまでも、

無農薬で美味しい食の確保を自分達でやってみたい

これは私の個人のテーマでもあるのだが・・

私が社長を辞めたら、やりたい者達で畑をやってみたいと思っている。

まあ、まだ皆本気にしていないのだが・・


                           

国防は、武器の増強だけにあるのではなく

この国の四季の美しさと自然素材を生かした美味しい食をいただける風土を

次の世代に繋いでいきたいという人々の強い意志にあるのだと思う。

その目的が明確であれば、それをどう実現するために

今をどうジャッジするかなのだと思う。

 

我々は、それぞれの自分達の持ち場で

この時代が突きつけている課題に対して

それぞれが答えを出していかねばならないのかもしれない。。

 

非力だが…皆、頑張ろう。。

 

 



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