意外に暖かな年明けから
月末に近づくに連れて寒波がこの九州にも訪れて
昨年の大牟田地区断水災害の再来を思わせたが
今年の寒波は、今のところそこまでには至らなかった。。
今年も大寒が過ぎ、もうすぐ立春だ。
年明けの仕事初めから
東京出張に始まり中四国、中部地区、東北と
年始挨拶巡業が半ば過ぎまで続いて
先週あたりからやっと本社で落ち着いた日常に戻れている。
しかし日頃、営業現場へ行く事も少なくなり
各地区の営業メンバーとの交流と
年末年始に直接お客様の顔を見て情勢変化の匂いに触れることは
大事な事だと思っている。
実は、2017年度から信号灯の国の仕様が一部変わる事になっており
その開発の進捗状況に対する質問がどの県についても多かった。。
そして、道路関係のインフラ設備における老朽化問題と
地方県財政の税収減少による予算の減少など
この国の抱える様々な問題の将来的な解決方法は
更に難しさを増してきていると感じる。
我々インフラメーカーもその問題に
目を背けず向き合っていかねばならない。。
だが、海外の環境変化は更に混迷を深めている。
1月20日に第45代アメリカ合衆国大統領に
ドナルド・トランプ氏が就任し「アメリカ第一主義」を掲げ。。
・TPP離脱
・オバマケアの見直し
・メキシコ国境に壁建設
・難民、移民への入国制約
・軍備増強
・オイル輸送パイプライン建設推進
・地球温暖化の嘘とパリ協定離脱
などなど。。
前オバマ大統領が推進してきた条約や制度をことごとく
悪夢の様な大統領令を連発し、真逆の政策を打ち立てている。
自由の女神が松明を持ち
人の善意と多様性を育んで発展し
世界に指し示してきたはずのアメリカは
どこにいったのだろう。。
1月半ばに行われたスイスのダボス会議(世界経済フォーラム)において
中国の習近平国家主席が初めて参加し
自由貿易の大切さを得々と説いたという。。
民主主義と自由市場の先陣であった
イギリスとアメリカが自国優先に舵を切り、
非民主主義の中国がグローパル化を気取るという
何とも奇妙な世界の今に
我々は対面している。。
先週の休日に妻と娘とで
九州の山奥にある天岩戸に初めて行ってみた。
目的は、今年の初めに壱岐島に行き月讀神社を参拝し
我が家では、ちょっとした古事記の神様ブームで。。
月讀命(ツキヨミ:月神)と須佐之男(スサノオ)の姉であり
陽の本の国、日本の象徴的神様
天照大神(アマテラス:太陽神)を祀っているという
天岩戸神社に行ってみたくなり。。
その日、山奥は凍結しているかもしれない、、
とビクビクしながら運転し
御神体が神社の川向かいにある洞窟にあり
鏡が祀ってあるその神秘的な神社とその近くに歩いていける
天安河原というところに行ってきた。
天照大神が天岩戸に御籠りなった際
如何にして御出ましいただくか会議をされたという
大きな洞窟の様なところに天安河原宮が祀ってあり
周りに多数の訪れた人々の石積みがあって
冷んやりとして静かで何とも神秘的なところだった。。
古事記の神々の物語は何とも人間臭く
物語にある場所をめぐるロマンと
その場に行くと実在した人物が
他界した後に神になったのではないかと思わせる。。
混沌とした世界秩序に
心の中に潜む未来への不安と迷いを感じる昨今だが
しばし太古の歴史物語に心を置いてみると
人は何の為にこの地球に生まれてきたのか。。
そして、科学技術の進化に比して
人の心の問題は、どうも太古の時代から
探求が進んでいないのかもしれないな…などと
ふっと、思いを馳せる。。
さて、もうすぐ立春
まだまだ、春の気配は遠い。。